LINEがすっかり普及した日本で、一体どれくらいの人がコミュニケーションツールのメインに電子メールを使っているのかわかりませんが、それでも仕事で様々な人と新たに知り合ったり、見積もり書とか書類のやりとりをしたり、数百人に一斉通知するという場面では、今も電子メールが重要ツールであるはず。でも一日数百通から千通以上のメールが受信されるようになると、もう手っ取り早く目を通すこともできないわけです。今から20年前にデビューしたGoogle社のGmailはスパム処理に優れた能力を発揮し、無料で5ギガのデータ保存も相まって、今や世界の電子メール標準となった（？）感がありますが、それでもスパム処理以外の機能は未だ不十分に思えます。
そんなニーズに対応する有料電子メールサービス「HEY」というのがNYtimesコラムで紹介されてました。利用料が年額99ドルと安くはないんですが、なかなかユニークで便利ぽい。スパム対策はもちろん、電子メールのカレンダー表示機能、「あとで対応」機能、「確認メール」まとめ機能、外部サービス無しのデータ添付機能などなど、仕事でメールを使う場合に便利な機能が、今までなかったインターフェイスで提供されています。面白いのは、電子メールを使って個人ブログがすぐ立ち上げられること。電子メールで記事を書いたら、world@hey.com宛てにメールするだけで、すぐブログとして公開される仕組み。これ、簡易Twitterみたいで面白い！