マイクロソフトのヤフー買収大騒動
マイクロソフト社が検索大手ヤフーに446億ドルで敵対的買収を仕掛けた件は業界全体を震撼させています。
検索業界最大手のgoogleはさっそく買収案を批判。曰く「競争を抑制させインターネット界の革新性を挫き、消費者の選択を狭める」(ワシントンポスト紙)だそうで。しかしgoogle社の検索市場独占状態も充分問題視されているので、こうした批判はちょっと片腹痛いですねえ。
米国の検索広告市場シェアでは、トップのgoogleが58%を支配する独走状態。仮にマイクロソフトとヤフーが合併しても、両者あわせたシェアは33%で、そのままではgoogleの独占をひっくり返すことはないと分析されています。もちろん、大手2社が合併することによる相乗効果で市場シェアの奪い合いが始まるのは間違いなく、またネット広告市場全体でみれば中規模広告ネットワーク保持者−例えば、AOLなどは活躍の場がなくなるだろうとも言われています。AOLの親会社であるタイム・ワーナーは、業績が悪化しているAOLを売却する予定で、売却先としてマイクロソフトの名が挙がっていたようです。
今後の行方は?もちろん独占禁止法をめぐる攻防になるでしょうが、マイクロソフト社とgoogle社のワシントンにおけるロビー活動の成果によるでしょう。google社は政界ロビー活動でもマイクロソフト社よりプレゼンスを強めていますが、今年の大統領選の行方にも両社の戦いは影響を受けると思われます。
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