2007/6/19 火曜日

ネット通販売り上げ成長が鈍化

Filed under: 日々のコラム, ビジネス全般, Marketing — 管理人 @ 8:35:11

NYタイムズ紙の報道によれば、ネット通販各分野で成長鈍化が見え始めたということです。記事から一部引用すると:

ウェブの登場以来、オンライン売り上げは全般にわたり年平均25%以上の急成長を続けて来たが、昨年度から書籍、チケット、文具等の主要商材分野で成長速度の鈍化が顕著となっている。

オンライン売り上げ成長の鈍化に伴うメジャープレイヤーの対応実例として、PC通販最大手のDellはウォルマートの店頭でPCを販売したり、ツアーチケット販売大手Expediaはホテルのロビーや他の旅行者が集まる場所でのチケット販売額が3倍に跳ね上がったりしているということです。

成長鈍化が特に激しい商品は、オフィス文具(2005年−2006年に売り上げが48%上昇、2006年−2007年の予測値は18%)、書籍(2005年−2006年に売り上げが39%上昇、2006年から2007年の予測値は11%)、イベントチケット販売(映画以外、2005年−2006年に41%成長、2006年−2007年の予測値は25%)。

逆に現在でも急成長しているジャンルは、ギフトカード(前年成長率7%から今年の予測値は24%)、ベビー用品(前年成長率5%から今年の予測値は21%)、オモチャとビデオゲーム(前年成長率11%から今年の予測値は20%)といった感じです。

オンライン成長鈍化に伴い、米小売業界は次第に実店舗とオンライン通販を融合するクリックス&ブリックス(clicks-and-bricks hybrid mode)にシフトしており、例えば書籍販売大手ボーダーズはオンライン予約+店頭受け取りというサービスを開始、ベストバイやシアーズ等大手業者も同様のサービスを展開中。書店大手バーンズ&ノーブルはオンラインブッククラブで著者インタビューや読者フォーラムを展開し、実店舗での買物体験をオンラインでも共有させようとしているとのこと。

オンライン予約+実店舗受け取りサービスでは、商品を受け取る客はその場でさらに買物をする傾向にあり、売り上げ増進に繋がる利点があるとの調査報告もあるようです。

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