2000/11/29 水曜日

『リクエスト・マーケッティング』へ向かうために

Filed under: Marketing — 管理人 @ 21:19:07

ユーザーがインターネット環境に習熟し、ビジネスで利用する率が高まるほど、企業からユーザーに向かう『広告告知』はどんな方法をとっても、やがて効果が低くなるのだ。成熟したネットユーザーは、自分に必要な情報を自分で探すことができるからだ。

欲しいものは欲しい時に、自分のタイミングで手にいれる。つまり、広告よりも自分の入手する情報のほうが購買動機になるのだ。こうしたユーザーにとっては、従来通りバナー広告のほうが便利だし、告知主体の企業のブランド価値も崩れないだろう。

企業は、ユーザーに『迷惑』と受け取られるような情報発信は(キャッチセールスや訪問販売、電話セールスと同じく)やってはいけない。

21世紀の企業がまずやらねばならないのは、ユーザーが必要と感じたとき、できるだけ必要な情報(商品)にアクセスできるように、情報(商品)を整理し、提供できるように準備しておくことだろう。

つまり、企業が消費者に対して告知するような一方通行の販売促進だけではなく、消費者が企業に対して、必要なものを要求する。あるいは消費者は自分に何が必要なのかを、企業が発信する情報からいつでも引きだすことができる。企業はそうした消費者の要求をキチンと受信できるシステムを準備しておき、あるいは要求に応じて情報を発信し(一方的に押し付ける情報:プッシュ型広告ではない)、柔軟に個別のニーズに対応して(One to One)、しかも利益を生みだせるような経営スタイルを持つ。(これはCRM:Customer Relationship Management、顧客関係管理の発展した形かもしれない)

そうした次世代のマーケティングスタイルを、『ウェブ・ユーザビリティ』の著者、ヤコブ・ニールセン博士は 『リクエスト・マーケティング』と命名したわけである。

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