マーケッティング本が多すぎる!
インターネットはビジネスに役立つと言われはじめたのが1994年頃。それからというもの、ウェブを利用すると誰でも大成功=金持ち!になれるという幻想を造り出してきた犯人はマスコミである。この幻想が、しかしあまりにも多くのウソを含んでいることは、相次ぐ巨大ウェブサイトの破綻に関するニュースでそろそろ最前線のヒトはわかりはじめているようだ。
しかし、まだ充分にウェブビジネスを理解していないヒトにとっては、インターネットはいまだに『夢の装置』であるらしい。ウェブマーケティングに関する初心者向けの書籍は恐ろしく売れているし、情報も氾濫している。書籍通販サイト『bk-1』でマーケッティング・e-ビジネス情報書籍を検索すると、なんと79冊も表示される!
これらの書籍に書かれている成功ノウハウが全て現実なら、今ごろ日本は『IT後進国』などと焦る必要はないはずだ。
ネットベンチャーの上場熱はいくらか冷めたが、ワケもわからず金を出す投資家はまだまだ多い。ありがたいことだ。投資家がお金を簡単に出すので、経営者は赤字経営でも『成功している』と自らを誤解することになる。
インターネットビジネスに王道なし!
『こうすれば大成功』という話は詐欺の常套句だ。ましてやインターネットの世界は日進月歩なわけで、成功のセオリーは刻一刻と変化するものである。まさに『インターネットビジネスに王道なし』ということをそろそろ考えなければならないだろう。『そんなこといったら身もフタもないよ』なんて言われそうだが、最近は愚直なネットビジネスを煽動する情報がマスコミから流されるので、あえてネガティブな視点で一度マーケッティングというジャンルを見直したいと思う。
元来ビジネスの成功要因は時代を超えてとてもシンプルなのだ。『良い製品、良いサービスを適切な価格で提供する』という大原則をはずれたビジネスは成功しない。マーケッティングとは、この『良い製品』『良いサービス』『適切な価格』を判断する上で必要な知識とノウハウのことである。これにインターネットの技術ノウハウが加算されて、『インターネットマーケティング』というジャンルは完成する。
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