序文:悪いWEBページデザイン
ウェブ・ユーザビリティという考え方
注:この章を書いたのが2000年10月23日。2000年11月12日現在、下記文章で引用している女性ポータルサイト(ewoman)はスプラッシュページに会員の特典についてきちんと説明するデザインに修正された。しかしメインページのナビゲーションは相変わらず不便だ。
追記:2001年3月26日、下記ewomanサイトはようやくトップページデザインが変更されていました。ついでにいうと、『会社概要』ページから共同経営者の名前が削除されてました…モメたのね(^_^;)
まずは体験。以下のページを見て、あなたは使いやすいと感じるだろうか?あるいは不便と感じるだろうか?
どうだろう?このサイトではいわゆる“スプラッシュページ”(入り口用ページ)というのをまず訪問者に見せて、会員と非会員を完ぺきに分断している。会員になることの具体的なメリットは説明されていない。
このページで寛容にも「まあ非会員の扱いでもいいや、とりあえずこの先のページでも見てみるか」という訪問者が、あらたに見たページは、白を中心とした小奇麗なページ。
しかし、大半の訪問者は、このページでは何が可能なのかを理解できないだろう。なにしろ、リンクボタンには極めて薄い文字で何か書かれているが、そのままでは読むことができない。(実はマウスポインタを近づけると、読めるようになる)
すぐ目にはいるコメント欄では、権威ある有名人の唐突な問いかけが表示されている。訪問者はこのページでは、とりあえず何も利益を得ることができないのだ。
筆者はこのサイトを『不親切なサイト』と評価する。とてもとても好奇心旺盛なヒトは別として、このサイトに予備知識のない訪問者のほとんどが、このサイトにブックマークをつけないまま、去ってしまうはずだ。
インターネットでビジネスを開業するヒトが増えている。そんなマニュアル本も飛ぶように売れている。しかしビジネスの大小、国内国外を問わず、大半のウェブビジネスは今までのビジネス同様、とても難しいものであることは、開業したヒトしか体験できない。
『儲からない』理由は様々だろうが、例えば通販サイトの場合、取り扱う商品はとても価値あるもので、流通経路も充分に整理されていて、窓口での顧客対応(電子メールでの応答)が適切で、ウェブサイトには充分にお金をかけて美しいデザインを採用した…ということであれば、儲からない理由はただひとつ。そのウェブサイトはユーザーにとって使いにくい、ユーザビリティの低いサイトであるに違いない。
個人が作成した、知りあいに見せるだけのサイトならどんなデザインでも問題はない。単なる自己表現の延長でよい。しかしウェブで商売を考えるなら、ページデザインは自分の店と同じだ。訪問客にとって心地よい、便利なものでなければ、やがて誰も来なくなる。
このような、ターゲットとするユーザーにとってのウェブページのデザイン及びサイトデザインの使いやすさのことを、ウェブ・ユーザービリティという。
コメント (0)
この記事にはまだコメントがついていません。
コメント RSS
現在コメントフォームは利用できません。