2000/10/30 月曜日

朝日放送のサイトはわかりにくい。(あなたを混乱させるウェブページ情報マガジン2000年10月30日号)

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 20:10:38

http://abc1008.com/

これはかなり問題のあるサイトだ。トップページのデザインは典型的なMMN(ミステリー・ミート・ナビゲーション※)だ。

 一見して、このサイトははっきりいって何のサイトなのか、わからない。
コンセプトも運営情報も不明。朝日放送へのリンクがあるが、これは朝日放送
の関連サイトなのか???

 と思ってよくリンク先をチェックすると、朝日放送本社のサイトは別にある。
おそらく、今回のサイトは朝日放送の中の番組の一つを特集したサイトか、もしくは企画ページなのだと想像はつく。
しかし、一般のヒトはこんなに時間と手間をかけてサイトの成り立ちを調べる
なんてことはしない。さっさと別のページに移動するだろう。

 というわけで朝日放送はabc1008のサイトを作り直して欲しい。
はじめて訪問したヒトがサイトの内容を理解できるように。

2000年12月11日追加:チェックしたらかなり解りやすいページになってました。でもあいかわらずミステリーミートナビゲーションが左側に…

Mystery Meat Navigationとは何か

Filed under: Marketing — 管理人 @ 13:33:51

必要な情報を隠してどーすんの?!

Navigation(ミステリー・ミート・ナビゲーション:以下MMN)とは、ウェブデザインの専門書『Web pages that sucks』(邦題:くたばれ!チープなウェブサイト:MDN刊)の著者、ビンセント・フランダース氏の命名した、ウェブページデザインにおける悪いナビゲーションデザインの典型例である。具体的には、以下のようなインデックス表現のことをいう。(スタイルシートを使用しています)

マウスポインタをそれぞれのイメージに重ねれば、隠されたメッセージが現れるという仕掛けで、いわゆる『ロールオーバーイメージ』の一種だ。MMNの語源はビンセント氏のページの説明を読んでいただくのが一番だが(一流のユーモアで説明されている)日本風に表現すれば、野菜に隠れた肉を捜すスキヤキ鍋とでもいうべきだろうか。

2000/10/23 月曜日

序文:悪いWEBページデザイン

Filed under: Marketing — 管理人 @ 13:26:18

ウェブ・ユーザビリティという考え方

注:この章を書いたのが2000年10月23日。2000年11月12日現在、下記文章で引用している女性ポータルサイト(ewoman)はスプラッシュページに会員の特典についてきちんと説明するデザインに修正された。しかしメインページのナビゲーションは相変わらず不便だ。

追記:2001年3月26日、下記ewomanサイトはようやくトップページデザインが変更されていました。ついでにいうと、『会社概要』ページから共同経営者の名前が削除されてました…モメたのね(^_^;)

まずは体験。以下のページを見て、あなたは使いやすいと感じるだろうか?あるいは不便と感じるだろうか?

>>>ある女性ポータルサイトの例

どうだろう?このサイトではいわゆる“スプラッシュページ”(入り口用ページ)というのをまず訪問者に見せて、会員と非会員を完ぺきに分断している。会員になることの具体的なメリットは説明されていない。

このページで寛容にも「まあ非会員の扱いでもいいや、とりあえずこの先のページでも見てみるか」という訪問者が、あらたに見たページは、白を中心とした小奇麗なページ。

しかし、大半の訪問者は、このページでは何が可能なのかを理解できないだろう。なにしろ、リンクボタンには極めて薄い文字で何か書かれているが、そのままでは読むことができない。(実はマウスポインタを近づけると、読めるようになる)

すぐ目にはいるコメント欄では、権威ある有名人の唐突な問いかけが表示されている。訪問者はこのページでは、とりあえず何も利益を得ることができないのだ。

筆者はこのサイトを『不親切なサイト』と評価する。とてもとても好奇心旺盛なヒトは別として、このサイトに予備知識のない訪問者のほとんどが、このサイトにブックマークをつけないまま、去ってしまうはずだ。

インターネットでビジネスを開業するヒトが増えている。そんなマニュアル本も飛ぶように売れている。しかしビジネスの大小、国内国外を問わず、大半のウェブビジネスは今までのビジネス同様、とても難しいものであることは、開業したヒトしか体験できない。

『儲からない』理由は様々だろうが、例えば通販サイトの場合、取り扱う商品はとても価値あるもので、流通経路も充分に整理されていて、窓口での顧客対応(電子メールでの応答)が適切で、ウェブサイトには充分にお金をかけて美しいデザインを採用した…ということであれば、儲からない理由はただひとつ。そのウェブサイトはユーザーにとって使いにくい、ユーザビリティの低いサイトであるに違いない。

個人が作成した、知りあいに見せるだけのサイトならどんなデザインでも問題はない。単なる自己表現の延長でよい。しかしウェブで商売を考えるなら、ページデザインは自分の店と同じだ。訪問客にとって心地よい、便利なものでなければ、やがて誰も来なくなる。

このような、ターゲットとするユーザーにとってのウェブページのデザイン及びサイトデザインの使いやすさのことを、ウェブ・ユーザービリティという。

2000/10/21 土曜日

ネット広告の効果はどんな企業も無視できない!

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 11:10:04

あなたが企業の広報、マーケッティング、ウェブ事業部のいずれかに属していて、いわゆるホームページ担当者で、インターネットを使って自社製品、サービスの売り上げアップを考えているなら、迷わずインターネット広告を実行すべきだ。間違っても最初に新聞広告や、雑誌広告を検討してはならない。これらは資金的に大変ゆとりがあり、すでに充分市場での知名度を手に入れている大企業が行うべきで、費用を最小に抑えたい中小企業の広報担当者やウェブマスターは『日経新聞の全5段広告を朝刊でバーンとやろう!』などとは絶対に考えてはいけない。

既存の広告媒体–交通広告、新聞広告、雑誌広告、ダイレクトメールなどと、インターネット広告との決定的な違いは、その購買決定までのプロセスである。

たとえばあなたが不動産会社に勤務している広告担当者で、新宿区北新宿に完成した新しいマンション(戸数35)を販売するために、新聞の折り込みチラシで広告を出すと仮定しよう。

あなたはまず、新聞オリコミ広告代理店を捜して連絡をとり、広告発注の打ち合わせをする。新聞オリコミ広告代理店はあなたのマンションをどんなヒトが購入するかを『職業上のカン』で仮定し、その人間が現在住んでいる場所を適当に選択し(大抵は物件から5キロ程度の半径内の住居。もちろんカンだ)その中で特定の新聞を購読している家庭が8000件いることから、1件あたり3円のオリコミ料金×8000件=24000円という見積もりが出てくる。

次にあなたはそのオリコミ広告の制作見積を考えなければならない。幸いにもポスティング用のチラシが制作済みであり、それは一枚8円のコストがかかったものだったとすると、8000件×8円=64000円がオリコミ広告用チラシのコストだ。

こうして、今回の新聞オリコミ広告に必要な費用は、オリコミ料金+チラシ制作コスト+チラシ配送料金と算段された。

さて、今度は受付の準備だ。チラシには受付電話番号として電話番号が表示されているので、この番号あてに資料請求の問い合せがたくさんくるはずだ。あなたは受付記録表を用意し、受付担当者を配置する。担当者は一人だから、一度に1件の問い合せに応えるだけ。物件に関する問い合せがあったら、詳細を説明する自信はない。

さて、見込み客から電話はあるだろうか?何件くらい問い合せはあるだろうか?あなたは待つしかない。新聞購読率がどれだけ低下しているかなど、あなたは知る由もない。いや、購入決定権をもつのはビジネスマンだ。忙しいビジネスマンが直接電話なんかするはずがない。たぶん代理で奥様が電話してくるだろう。水周りのことを聞かれたらどうしよう…。

インターネット広告なら、どうなるか。

あなたがネット広告に詳しい人間なら、まずはオプトインメール広告を出すことを考える。オプトインメール広告なら、あらかじめマンション情報を欲しがっている客が何人いるのかが見積もりで算段されているからだ。今回販売するマンションを購入するには年収が800万円以上なければ無理なので、『マンション情報に関心のある、年収800万円以上のヒトだけに告知する』ことにしよう。この層の客なら、今回の物件に関係なく、あなたの会社にとって有望な客だ。見積もりでは3000人が抽出された。オプトインメール広告の料金は1通20円なので、20円×3000人で6万円の見積もりだ。8000件に配付された広告チラシは、配付先で誰が読むか、またそもそもそのチラシを手に取るヒトがいるかどうかは不明だが、メール広告では確実に3000人の見込み客の目に触れるはずだ(個人宛だからね)

チラシを制作する代わりに、あなたは資料請求用のページを用意する。(あらかじめ自社ホームページ上にあるものを修正して利用。自分でHTMLを書ければ実質コストはゼロだ)メール広告用の広告文は自分で考えるとしよう。できるだけ分かりやすくシンプルな内容にして、詳細情報はホームページに掲載されているから、そのページへのリンクと、資料請求ページへのリンクを掲載しておこう。原稿制作に要した時間は1時間程度。メールで広告代理店に原稿を入稿して、あなたの作業はおしまい。指定時間にメール広告が配信されたら、何人が資料請求しているかをウェブ上で確認するだけだ。

インターネット広告の場合、どれくらいの客が獲得できるかは、統計上予測可能だ(今回の場合、配信数の通常3%程度かな?)

見込み客は、広告文を都合のよい時間に読んで、リンクをクリックすればいつでもすぐ情報を確認できる。また資料請求ページでメールアドレスと住所を入力して、申込のボタンを押す。所要時間は2分程度。仕事中でもこの程度であれば面倒ではないはずだ。

資料請求をしたヒトはすべてウェブ上のデータベースに自動で登録されるので、今回購入しないヒトには次回またアプローチできる。電話は販売する側にも購入する側にも時間を浪費させるだけなので、コミュニケーションはメールを中心としよう。チラシではスペースに限りがあって説明不足だったが、ウェブでは情報はいくら掲載しても、見込み客にとって迷惑にはならない。必要な情報は客が選択すればよいのだ。これは顧客サービスの向上にもなる。客の望むタイミングで情報を提供するので、押し付けがましくないわけだ。

こうして、無駄打ちの多い新聞オリコミチラシよりも、インターネット広告(オプトインメール広告)のほうが、見込み客を無駄なく獲得し、しかもスムーズにその後の商談につなげることができるわけだ。

コンテンツの無断転載を禁じます。必ずウェブマスターへご一報ください。
HTML convert time: 0.798 sec. Powered by WordPress ME